「よっこいしょ」は年齢のせい?椅子から立ち上がるのがつらい原因と改善のコツを理学療法士が解説

「よっこいしょ」は身体のサイン?椅子からの立ち上がりを解説する理学療法士|横浜市金沢区・京急富岡CORET

「椅子から立ち上がると、つい『よっこいしょ』と言ってしまう」

「昔はスッと立てたのに、最近は立つのに力がいる」

「やっぱり足腰が弱くなってきたのかな……」

そんな変化を感じていませんか?

こんにちは。横浜市金沢区・京急富岡の
整体&ピラティススタジオCORET
理学療法士の沓澤です🖐️

今回のテーマは、
日常生活で何気なく口にする


「よっこいしょ」「どっこいしょ」


と立ち上がり動作の関係**です。

「よっこいしょ」が増えると、

「歳をとったから仕方ない」

と思ってしまいがちです。

しかし、椅子から立ち上がるのが大変になる原因は、
単純な足腰の筋力低下だけではありません。

実は、

「身体の重さを足へ移す動き」

がうまくできなくなっている可能性があります。

今回は、普段から身体の動きを見ている理学療法士の視点から、

・なぜ「よっこいしょ」と言いたくなるのか
・椅子から立ち上がるとき身体では何が起きているのか
・筋力だけでは説明できない理由
・立ち上がりをラクにするポイント
・将来のために今からできること

を分かりやすく解説します。

CORETalk(コアトーーク) #41
つい言ってしまう「よっこいしょ」実は〇〇のサイン!?


目次

「よっこいしょ」は身体からの小さなサインかもしれない

「よっこいしょ!」

声を出すこと自体が悪いわけではありません。

ただ、以前は何も意識せず立てていたのに、
最近になって
勢いをつけるように立ち上がることが増えた
のであれば、一度身体の使い方に目を向けてみても
よいでしょう。

「足腰が弱くなった」

という可能性もあります。

しかし、理学療法士として立ち上がりを見ると、
筋力以外にもさまざまな要素が関係しています。

そこで、まず知っていただきたいのが、

そもそも人はどうやって椅子から立っているのか?

ということです。

椅子から立ち上がるとき身体では何が起きている?

椅子から立つという動作は、何気なく行っています。

しかし実際には、身体の重さを
「椅子+足」で支えている状態から、
「足だけ」で支える状態へ移していかなければなりません。

少し難しい話をすると…

立ち上がり動作では、殿部を含む広い支持面から、
最終的に足底を中心とした支持面へ
身体の重心を移動させる必要があることが
報告されています…

と本当に難しい話をしてしまいました💦

分かりやすく3段階にしてみましょう!

① 身体を前へ移動させる

椅子からの立ち上がり第1段階|股関節から身体を前へ移動する動作

まず身体を前へお辞儀します。

ここは、
これからお尻を椅子から離すための「準備」です。

② お尻を椅子から浮かせる

椅子からの立ち上がり第2段階|お尻を浮かせて足へ体重移動する動作

次に、椅子に預けていた身体の重さを
足へ移していきます。

この瞬間から、
自分の足で身体を支える割合が一気に増えます。

③ 身体を上へ持ち上げる

椅子からの立ち上がり第3段階|股関節と膝を伸ばして立ち上がる動作

最後に股関節や膝などを伸ばし、立った姿勢になります。

つまり、

お辞儀する → 足へ体重を移す → 身体を持ち上げる

という一連の流れがスムーズにつながることで、
私たちは立ち上がっています。


立ち上がりにくい=足腰の筋力低下とは限らない

ここが今回、最もお伝えしたいポイントです。

椅子から立ち上がるのが大変になると、

「スクワットをした方がいいのかな?」

「太ももの筋肉が落ちたのかな?」

と考える方が多いと思います。

もちろん筋力は大切です。

しかし、

力がないのではなく、
今持っている力を効率よく使えていない

というケースもあります。

CORETの「ウォーキングは筋トレになる?」
の記事でも、
階段や立ち上がりが大変になってきた場合は、
単純に歩くだけではなく目的に合わせた運動を
考えることが重要だと解説しています。

【過去の記事はこちら】
👉ウォーキングは筋トレになる?理学療法士が解説

「よっこいしょ」が出やすい人に多い身体の使い方

CORETで身体の動きを見ていて特に注目するのが、

最初のお辞儀です。

本来であれば、
背中の形をある程度保ちながら
股関節から身体を前へ倒していきます。

ところが、

股関節から身体を倒すのではなく、
背中だけを丸めてしまう

方がいます。

立ち上がり時に骨盤が後傾して背中が丸くなる例

一見すると、どちらも
「前にお辞儀している」ように見えます。

しかし、身体の中で起きていることは
同じではありません。

背中だけを丸めると足へ体重を移しにくい

立ち上がるためには、
身体全体を前方へ移動させる必要があります。

ところが背中だけを丸めてしまうと、
骨盤や体幹を含めた身体全体の前方移動が
十分に行われない場合があります。

その状態でお尻を持ち上げようとすると、

「まだ足に十分体重が乗っていないのに立とうとする」

ことになります。

その結果、

「うーん……よっこいしょ!」

と必要以上に勢いや力を使いたくなることがあります。

まず自宅で「立ち上がり方」をチェックしてみよう

椅子を用意して、一度いつも通り立ってみてください。

チェックするポイントは4つです。

立つ前に背中だけが大きく丸くなっていないか
お辞儀が浅い状態でお尻を浮かせていないか
・勢いをつけて立っていないか
・手を太ももや椅子についていないと立ちにくくないか

当てはまるからといって、
必ず身体に問題があるという意味ではありません。

ただ、

「最近、以前と立ち方が変わってきた」

のであれば、身体の変化に気づくきっかけとして
捉えてみてください。

立ち上がりをラクにするコツは「鼻の位置」

ここからは、今日から試せる方法をご紹介します。

難しい筋トレではありません。

意識するのは、

「鼻の位置」

です。

鼻をつま先の上へ近づけてから立ってみる

椅子に座ったら、

① 足を安定する位置に置く

② 股関節から身体を前へお辞儀する

③ 鼻をつま先の上へ近づけるイメージ

④ そこからお尻を持ち上げる

と試してみてください。

大切なのは、

お尻を急いで持ち上げないこと。

身体を十分に前へ移動させてから立ち上がることで、
足へ身体の重さを移しやすくなります。

「いつもよりラクに立てる」

と感じる方もいると思います。

※痛みやふらつきがある方は無理に行わず、
安定した環境で実施してください。

それでも立ち上がりにくい場合に考えたい3つのポイント

鼻の位置だけですべて解決するわけではありません。

身体の状態によっては、
別の要素も確認する必要があります。

① 股関節の動き

股関節が十分に曲がらないと、
身体を前へ移動させにくくなります。

その結果、背中を丸めるなど
別の場所で動きを補うことがあります。

体幹を支える力

股関節からお辞儀するには、
ただ柔らかければいいわけではありません。

身体を支えながら動かす能力も必要です。

体幹が安定しないと、
前へ移動するときに背中が崩れやすくなります。

いわゆる
ピラティスレッスンや、シニアピラティスでも
重要視している
インナーマッスルの強化ですね💡

③ 下半身の筋力

もちろん、足腰の筋力も重要です。

特に、

  • 立ち上がり
  • 階段
  • 歩行
  • しゃがむ

といった動作で以前より大きな変化を感じる場合には、
筋力を含めて身体全体を見ていく必要があります。

60代・70代こそ「歳だから」で終わらせない

今回の記事で最も伝えたいのは、

「年齢を重ねること」と
「すべてを年齢のせいにすること」は違う

ということです。

年齢とともに身体は変化します。

だからこそ、その変化に早く気づいて、

「今から何ができるだろう?」

と考えることが大切です。

CORETでも60〜70代の身体づくりについて、
体重だけではなく筋肉量・姿勢・身体機能を
見ることの重要性をお伝えしています。

【過去の記事】
👉60〜70代における理想の体型とは?BMIよりも大切な筋肉量を理学療法士が解説

「よっこいしょ」が増えたら運動を始めるきっかけに

「運動しなきゃいけないのは分かっている」

「でも、何をすればいいのか分からない」

そんな方も多いのではないでしょうか。

運動で大切なのは、

とにかくたくさんやることではなく、自分の身体に必要な運動を続けること。

CORETでも、運動量に一つの正解があるわけではなく、何のために運動するのかを明確にすることを
大切にしています!

どのくらいの運動から始めればいいんだろう?
そんなお悩みの方はこちらを参考に💡
【過去の記事】
👉京急富岡で運動を始めるなら?理学療法士が考える1週間の運動量とピラティス


ピラティスで「立つための身体の使い方」を練習する

ピラティスの目的は、単に筋肉を鍛えることだけではありません。

身体を支えながら、

  • 股関節を動かす
  • 体幹を安定させる
  • 姿勢をコントロールする
  • 上半身と下半身を連動させる

といった身体の使い方を練習できます。

立ち上がりで重要だった、

「身体を支えながら、股関節からお辞儀する」

という能力ともつながっています。

だからこそ、

「筋トレは苦手だけれど、
これからのために身体を動かしたい」

という方にとっても、
運動を始める選択肢の一つになります。

金沢区・京急富岡で「最近、足腰が気になる」という方へ

横浜市金沢区・京急富岡駅徒歩2分の
整体&ピラティススタジオCORETでは、
理学療法士が身体の状態を確認しながら
整体・ピラティスを提供しています。
店舗は横浜市金沢区富岡東5-18-1
長谷川メディカルプラザ富岡3階です。

「立ち上がるときに膝や腰が気になる」

「最近、足腰が弱くなった気がする」

「この先も自分の足で歩き続けたい」

「運動した方がいいと思うけれど、
何をしたらいいか分からない」

そんな方は、身体が大きく変わってからではなく、

「あれ?以前と違うな」

と感じたタイミングを、
身体を見直すきっかけにしてみてください☺️

「歳だから」で終わらせず、今の身体を知ることから

「よっこいしょ」という一言だけで、
筋力低下や身体の問題を判断することはできません。

しかし、

以前より立ち上がりにくくなった

という変化には、身体の使い方や筋力、関節の動きなど、何らかの変化が隠れていることがあります。

まずは、

「なぜ立ちにくいんだろう?」

と自分の身体に目を向けること。

そして必要であれば、
運動を始めたり専門家に身体を見てもらったりする。

その小さな行動が、
5年後・10年後の身体につながっていきます🌱

金沢区・京急富岡で整体・ピラティスをお探しの方へ

「最近、身体の変化が気になってきた」

その段階から、身体づくりを始めてみませんか?

整体&ピラティススタジオCORETでは、

学び → 整え → 動いて → 鍛える

という考え方を大切にしています。

痛くなってから身体を見るだけではなく、

これからも自分の足で歩き、やりたいことを続けられる身体へ。

理学療法士が一人ひとりの身体に合わせてサポートします。

▶ 理学療法士に身体の悩みを相談する

▶ CORETのピラティスを体験する

整体&ピラティススタジオCORET詳細

住所:神奈川県横浜市金沢区富岡東5-18-1
長谷川メディカルプラザ富岡3階
京急富岡駅から徒歩2分
電話:045-374-5850

グループレッスン風景

【監修/記事責任者】
◎名前
 沓澤 克樹(くつざわ よしき)
◎所属
 整体&ピラティススタジオCORET
◎ 資格
 理学療法士(国家資格)
 ピラティスインストラクター
◎ 経歴
 通算3000人の身体を治療
 通算260本グループレッスン実施
 健康講座、外部講師年間30本以上

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